rubyバイナリの速さをベンチマークで比べてみる その2
そういえば、以前書いた時はMac OS X付属のrubyでの計測を忘れていた。今更ながら計測してみる。追加が1つだけでは面白くないので、ruby-1.8.7と1.9.1のpreview1も一緒に。
コンパイルした分は以前と同様configure --prefix=... --enable-shareで。環境変数も同じ。アーキテクチャはx86_64が一番速かったので、x86_64のみ。使用したコンパイラも速かった4.0のみ使用。
結果
OSX付属ruby-1.8.6-p114 i386 gcc-4.0? | ruby-1.8.6-p287 i386 gcc-4.0 | ruby-1.8.6-p287 x86_64 gcc-4.0 | ruby-1.8.7-p72 x86_64 gcc-4.0 | ruby-1.9.1-preview1 x86_64 gcc-4.0 | jruby-1.1.5 Java1.5.0 32bit ClientVM | jruby-1.1.5 Java1.6.0 64bit ServerVM | |
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1回目 | 6.098460 | 6.204469 | 5.849351 | 6.085247 | 3.755114 | 4.577866 | 3.022682 |
2回目 | 6.084894 | 6.276506 | 5.861438 | 6.081302 | 3.709532 | 4.546147 | 3.239865 |
3回目 | 6.093372 | 6.265678 | 5.909926 | 6.067453 | 3.703996 | 4.490303 | 3.179142 |
平均 | 6.092242 | 6.248884 | 5.873572 | 6.078001 | 3.722881 | 4.538105 | 3.147230 |
※単位は[秒]
以前の結果もめぼしいのは一緒にまとめてみた。
まとめ
OS X付属と比べると同じi386で作ったものは遅い。x86_64にすると速い。1.9.1は速くなっている。実アプリではどれほど期待できるのか。JRubyは使用するJavaVMにより変わるが全体として速い。
ってところかな。